中断熱コンクリート打放しのシンプルな家


by jutok
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感動を超えるアンビリーバブルなチェコの歩道橋

墓地へと向かう途中のジェトビス川を渡る橋

超高性能繊維補強(UHPC)コンクリートによる
無筋コンクリート造

床厚 6cm 
手すり壁厚 3cm
10mスパン

使用コンクリート量
たったの 1.4m3 !!!
補強なしのコンクリート単独の材料値段だけだと2万円くらい?

翻訳間違いだと思ったけど、本当にそうらしい。
こういうものを自分も作りたい。
本当に素晴らしいと思います。


チェコのAoc Architect
http://www.aoc.archi/…/p…/5/footbridge-over-dretovicky-potok

場所
https://goo.gl/maps/GwZ95uCUJsbhgtsa8

付け加えるとこの橋が凄いのは、UHPCだけでなく、
それより大事なのは、むしろ構造設計です。

曲面やアーチの組み合わせで こういうスレンダーな架構が
成立しています。

構造計算を超えた構造デザインの領域なのですが、
僕自身はこういう構造デザインに惹かれます。
僕の螺旋階段もそういう類のものです。


# by jutok | 2020-01-24 08:46 | 建築見学


今まで、断熱コンクリートを実現するために
コンクリート壁の中に断熱材を打ち込み、
内外共、コンクリート打ち放し仕上げを可能とすることは
実現してきましたが、

コンクリートそのものに断熱性能を持たせる事にも関心があります。

ヨーロッパ、特に、ドイツ、フランスなどの国では
コンクリートの断熱に関する研究が日本より進んでいると思っています。
社会のニーズがそれだけ大きいのだろうと想像します。

Liaporという会社は
コンクリートに発泡ガラスexpanded glassを混入して断熱性を持たせたコンクリートを
作っていて、スイスの建築家が実作で使用しています。

僕は、日本でも発泡ガラス混入断熱コンクリートを実現するか
あるいはこれを参考にして

発泡ガラスを入れる代わりに発泡スチロールビーズをコンクリートに
混入したら、同じような効果が得られるのではないか
そういうことを研究していきたいと思っています。
こういうことは、知見を共有しながら進めていって、社会のためになれば
いいと思っています。
同じような関心を抱いている方がいらっしゃれば
ぜひご連絡ください。

Liaporの参考リンクです

Liapor


こちらは、軽量骨材として使われている発泡ガラスの製品です。




日本では松尾栄治さんが研究をしているので
勉強させていただきたいと思っています。

ポリスチレンビーズコンクリートにおける材料分離の抑制について




# by jutok | 2020-01-05 11:08 | 断熱コンクリート

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

年末は以前勤めていたNASCAの熊本研修忘年会に参加させていただき、
NASCA作品を古谷誠章さんの解説付きで勉強させていただく貴重な体験が出来ました。

この建築的刺激を2020年に活かしていきたいと思います。
4作品見学させていただきました。

*天草ビジターセンター・天草展望休憩所
*熊本市医師会館・看護専門学校
*山鹿市立鹿北小学校
*阿久根市民交流センター 風テラスあくね

下のリンクから、Flickrでたくさんの写真がご覧いただけます。


# by jutok | 2020-01-01 19:41 | 建築見学

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いいたします。

「芦屋の家」の螺旋階段が、Dezeenが選ぶその年の美しい階段10選(2019年)に選ばれました。
他にも様々な階段がご覧いただけますので、サイトを訪れてください。



2016年にも、「安芸津の家」の螺旋階段が 同じように選ばれました。




# by jutok | 2020-01-01 19:28 | 建築サイト

イタリアから


ミラノ工科大学の学生が阿品の家を発表している図面をインスタで送ってくれました。

ミラノ工科大学には、こういう建築が好きな人が多いのかもしれません、
昔からインターンの応募が多いので。
僕が逆に行ってどんな教育が行われているのか見てみたいです。

イタリアといえば、
イタリアから出た作品集では、パレルモ大学のAntonino Magagliotta教授が、
スペインから出た作品集では、イタリアのフェラーラ大学のGabliele Lelli教授が
批評文を書いてくださいました。

以前、藤本事務所で働いていたアンドレアはリミニ出身です。
阿品の家と芦屋の家の設計を手伝ってくれました。

イタリアから_c0160713_10014188.jpg






















イタリアでは、シンプルで抽象的なコンクリート住宅が、文化的に受け入れ易いのかもしれません。
本当のところはわかりませんが、3つの大学とリミニには、早く行きたいものです。

# by jutok | 2019-12-21 09:42 | その他